私たちの想い

伝統と、ひと。
ひとと、ひと。
想いをつなぎ、
紡いでいく。

創業より、人の手でつくるものづくりを大切に、さまざまな染めもの事業を行っているナカニ。
歴史ある手ぬぐい文化や伝統を大切にしながら、今のカタチやデザインに変えていく、それを発信していくことが私たちの使命だと考えています。そしてナカニのものづくりに人は必要不可欠。デザイナー、職人、販売員…さまざまな人の手が繋がりできあがるものです。これからも産地全体でものづくりを続けていくために、私たちは手ぬぐいの新しい使い方を現代に提案し、ものづくりの価値を伝えていきたいと思います。

ものづくり について

ナカニで手がける染めものの種類はさまざま。それぞれ染め方の特徴をしっかりと把握し、染め職人と試行錯誤しながら色や配置・デザインを決めていきます。特に注染は色のにじみやゆらぎがどうしても出てしまうもの。それを「らしさ」として楽しんでいただくためには、ワクワクするようなデザインが必要不可欠だと思っています。伝統を、今あるカタチで伝えていく。暮らしになじむデザインでものづくりを行い、伝えていく。ナカニが今までも、そしてこれからも大切にしていきたいことのひとつです。

伝統技術を 受け継ぐ職人たち

注染は、人の手でつくられる伝統技術。職人や気温が異なるだけで色味やニュアンスが変わってしまうほど繊細な作業です。
職人がじっくりていねいに染め上げるからこそ、人のあたたかみややわらかさが伝わる手ぬぐいができるのだと私たちは思っています。じわっとしたにじみやゆらぎが生まれ、すべてをコントロールできない注染は、ひとつとして同じものができません。だからこそ「アジ」となり「良さ」になる。それが伝わるものづくりをこれからも会社全体でめざしていきたい、そう考えています。

手ぬぐいの これから

手ぬぐいは、ほんの少し前までは日常で当たり前のように使われていた道具のひとつ。
速乾性に優れ、かさばらない手ぬぐいは、日本の文化や暮らしになじみ、長年親しまれてきました。近年では、さまざまなデザインで自分らしさを表現できるアイテムとして少しずつ注目されています。

私たちが目指すのは、
「手ぬぐいのある暮らし」の社会実現。
会社の使命としてものづくりを続けることは当然なのですが、現代の暮らしに手ぬぐいが当たり前に使われるようになれば、自分たちのものづくりも自然とつづけられると考えています。手ぬぐいのものづくりは分業です。私たちだけが残ればいい、という考え方ではなく産地全体でものづくりを続けていけるように、ナカニは手ぬぐいの新しい使い方を現代に提供していきたいと思います。